モテる書道女子力を磨くための4つの心得

こんにちは、文学部書道学科卒の @xuwei_k です、以下の内容はプログラミング一切関係ありません。私は受賞経験も展覧会に入選するコネもありませんが、書道に関しては大学で勉強していたという変な経歴を持っています。今回は、モテる書道女子力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。

1. あえて最近流行の書家の本を展覧会や美術館に持っていく

あえて最近流行の書家の本を持っているようにしましょう。そして美術館の場で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしくその本をだしてみましょう。そして「あ〜ん! この本、本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお〜!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「書道とか詳しくなくてぇ〜! 最近この書家の本見てるんですけどぉ〜! コイツ基礎ができてなくて全然意味不明なんですぅ〜! ぷんぷくり〜ん(怒)」と言いましょう。本当に書道ができる男は古い中国の書家や古典を尊敬してるはずなので、書家の100人や200人の名前は簡単に言えるはずです。

そこで男が「なんでそんな本もってるの?ちゃんと中国の古典勉強しなよ」と言ってくるはず(言ってこない男は不勉強なただのナルシストですので、その時点でガン無視OK)。そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ〜! 最近1万年前の漢字の元の字が発見されたんでしょー!? あれってどうなんですかぁ? 私もそういうの書いてみたいし勉強したいんですけどわかんなぁぁああい!! 私かわいそーなコ★」と返します。すると男は「今のところ一番古いのは甲骨文っていって1900年に王懿栄って人が発見したもので、今ところ1万年前のものは発見されたないし、今後もたぶんないと思うよ?本当に良くわからないみたいだね。どういう書体が好きなの?筆は硬いのが好き柔らかいのが好き?好きな書家誰?九成宮醴泉銘とかもちろん全臨したことあるよね?あと書譜の中の(ry」という話になって、次の休みの日にふたりで書道博物館篆刻美術館、さらには、中国の西冷印社のデートに行けるというわけです。あなたの女子力が高ければ、男が筆や墨や墨磨機も買ってくれるかも!?
 

2. すべての書体を完璧に書けるとモテる・・・?

「甲骨文」とか「金文」などを書けると、男の書家は「意外と真面目に勉強してるな」や「なんとなく面白いからって、そんな適当な書き方で調子に乗ってるんじゃねぇよ。草書も行書も楷書も全部やれよ。あと印篆とか破体書とかも勉強しろ。九成宮醴泉銘とか全部背臨できるようになるまで書け」と言ってくれます。ところで書道の世界ではちゃんと古典を勉強しているかそうでないかの差が激しいく、現代の展覧会では政治の世界のようなコネと金の世界がほとんどなのですが、これ以上言うと うわなにおするやm r ・・・・

3. とりあえず男には「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておく

美術館などで男が女性に話すことといえば王羲之や王献之や虞世南や歐陽詢や褚遂良や孫過庭や懐素や顔真卿や張旭や蘇軾や黄庭堅や米ふつや徐渭や王鐸や傅山や趙之謙や呉昌碩の話ばかり。よって、女性にとってどうでもいい話ばかりです。でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ〜?」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、さすがの男も「この女書家の名前10人くらいしか言えないのかダメだな、書道ガールズとか流行ってるからって軽い気持ちではじめたのか、死ねばいいのに」と気がついてしまいます。ダメ女だとバレたら終わりです。そこは無意味にテンションをあげて、「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておくのが正解。たとえ興味がない話題でも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。積極的に話を聞いてくれる女性に男は弱いのです。

いろいろと話を聞いたあと、「張旭は自分の頭に墨つけて書道やった中国の実在する人で、比田井南谷は前衛書を始めた人なんですね! 覚えたぞぉ! メモメモ!」とコメントすればパーフェクト。続けて頭に指をさしてくるくる回しつつ「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」と言って、「どうしたの?」と男に言わせるのもアリ。そこで「私の頭の中の墨磨機がまわりはじめたのでありますっ☆」と言えば女子力アップ! そこでまた男は「この子おもしろくてカワイイかも!?」や「落款印刻ってあげたいかも」と思ってくれます。私は受賞経験も展覧会に入選するコネもありませんし、展覧会なんかには興味ないですが、こういうテクニックを使えばモテるかどうかは知りません、保証しません。

4. レストランではカエルとヘビを食べられない女をアピールせよ

男とレストランに入ったら、真っ先にカエルとヘビを使った料理を探して「あーん! 私これ食べられないんですよねぇ〜(悲)」と言いましょう。するとほぼ99パーセント「いやそりゃ普通カエルとヘビの料理なんて誰だって嫌いでしょ? なんでこの店カエルと蛇の料理おいてあるの?ええええええ?」とパニックになるので、「嫌いじゃないし食べたいけど食べられないんですっ><」と返答しましょう。すると99パーセント「なにこの子、やばい、変、こわい、どうしよう・・・」と動揺し始めるので、うつむいて3〜5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、カエルとヘビ見ると、蘇軾黄庭堅のこと思い出しちゃって・・・私蘇軾も黄庭堅も大好きだから、これが彼らの文字に見えちゃって*1・・・あー書道やりたい、王羲之の作品欲しい、あーーーあたなが持ってるその作品ください、でないと私海に飛び降りて死にますよ……」と真顔で言うのです。

その瞬間、あなたの女子力がアップします。普通の男はひきますが、本当に書道ができる男は「この子中国の書家の伝説とか逸話大好きなんだ、なんてマニアックなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけカエルとヘビは食べて大丈夫です。「食べられないんじゃなかったっけ?」と言われたら「大丈夫になった」とか「慣れた」、「カエルもヘビもおいしいよ(・ω・)一緒に食べよ?あと飲み物墨でいいよね?昔の人も墨飲んでたし」と言っておけばOKです。

*1:そういう、蘇軾の文字をカエル、黄庭堅の字をヘビにたとえる逸話というか文献がちゃんとあるんですが、なんか丁度いい資料みつからなかった・・・orz