heroku waza

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なぜ書道に関して書いているのか・・・。

まず、断っておくとまぁ好みの問題もあるので、そのあたりは難しいんですが。


パフォーマンスについて

  • まずとにかく筆が悪い
  • 紙と、書く文字の大きさに対して、筆が小さいというか短い
  • もっと長峰*1であるべき
  • たぶん値段的にあまり高くなさそう(安いものだと墨が持たない)
  • つまり、すぐ墨が抜ける。書き始めだけ無闇に墨が大量に飛び跳ねて、すぐかすれる
  • 墨の濃さとか、紙の質の工夫も足りない感はある(筆の問題が大きそうだが)
  • 最後から一つ前の「左はらい」とかとくにそれを物語ってる気がする。ただ無理やり押していって「はらい」になっていない
  • (個人的な好みもあるけど)そういう点がとても下品に感じる。
  • そういう筆ならそういう筆で、もうちょっと工夫した書き方がありそうだけれど、なにも工夫が感じられない
  • もしくは、短鋒で固めな筆で書くか
  • 筆がずっと開きっぱなし
  • (そもそも筆や、それの影響で線がダメだからあとは必然的だが)文字のバランス感覚とかも全然酷いというか、同意できない
  • 最後の払いが斜め上に上がってるのも、全然好きじゃない


ロゴの文字について

  • まず、現代の誰かが書いたのではなく、何らかの古典からもってきたものな気がする
  • たぶんある程度小さめのものを拡大したもの
  • すべての画において、終筆を止めていないというか、バッサリと切れている点が特徴的(さらに言うと始筆からの移行の部分でも太さがそれほど変わっていない)
  • そういう意味では、唐時代以後の楷書の標準的な書き方ではない
  • 二画目の最後の「はね」とかそういう意味では普通は一見「下手」である(わざとそう書いてるはず)
  • これを「いい」と思う人はマニアックすぎるし、好みも分かれる気がする
  • 筆も短めで、ある程度固め、なおかつ紙も固い(もしくは木に書いたものか、刻ったものではないか)
  • あまり普通な書き方をしてない」ので、そのまま真似しようとしても、ある程度高度な技術が必要
  • 最後のはらいも、わざと短めにしたり、3画目もわざと上の方になっていてバランスを絶妙に崩しているあたりとかすごい
  • これの原典知りたいので、知ってたらだれか教えて下さい

*1:筆の軸の太さに対して、穂の部分の長さの割合が長いもの