日経ソフトウエア 2011年6月号の特集5の「Scala早わかり」という特集のレビューに参加しました

きっかけ↓

@xuwei_k @yuroyoro Scala入門的な記事 書くことなったので、レビューをお願いしてもよかですか。締め切りは3週間後。来週から書き始めると思います。less than a minute ago via twicca

でた本↓

日経ソフトウエア 2011年 06月号 [雑誌]

日経ソフトウエア 2011年 06月号 [雑誌]

id:j5ik2o さんのエントリ↓
http://d.hatena.ne.jp/j5ik2o/20110421/1303406566


そもそも実際に直接お会いしたことないんですがw
ただ、普段からtwitter上でやりとりはしていてました。レビューしたといっても、たいしたことできませんでしたが(´・ω・`)
レビューするという経験自体が初めてだったので、雑誌ってこういうふうにできていくんだなーとか、やっぱりある程度の量の文章を、全体的に体系立ててまとめるってすごく大変だなーとか、自分だったらどうやって説明するかなーとか、色々こちらも勉強になったのでありがたかったです。


内容や、対象読者について触れておくと、Javaがある程度分かっていれば読めるレベルだと思います。Scala自体については、環境構築の方法や、Hello Worldのやり方、var や valの違いというような初歩から順を追って丁寧に説明されてます。


それでいて単なる言語の簡単な紹介というわけでもなく、traitによるMixIn、パターンマッチ、case class、Option、関数オブジェクト、というような、Scalaをやっていく上ではよく使うような、初級〜中級(?)レベルの概念についてはひと通り触れられてます。

まったくやったことないけど、ちょっとScalaを始めてみようかなという人にはちょうどよいかと思います。


あえて書きますが、すでにScalaスケーラブルプログラミング[コンセプト&コーディング] (Programming in Scala)オブジェクト指向プログラマが次に読む本 ?Scalaで学ぶ関数脳入門を持っていて、すでにこれらの本の内容をほぼ完全に理解してるぜ(`・ω・´)というような人にはあまり適さないかもしれません。


がしかし、Scalaスケーラブルプログラミング[コンセプト&コーディング] (Programming in Scala)は特にそうですが、1つ1つが、その理由や、コード例が大量にあって、とても丁寧に説明されているのはいいのですが、
その反面ちょっとだけ手を出してみたいというような人には、例が若干高度過ぎて途中で挫折してしまったり、飽きてしまう可能性もある気がします。*1
その点、ある程度のレベルまでの知識が、簡潔にまとまっているという点ではとてもおすすめです(・∀・)/

*1:コップ本の場合traitが12章、case classやパターンマッチが15章にならないと、でてこなかったり・・・