2013年のScalaz

もう2013年も残すところ数日なので、振り返ってみましょう。
2012年はこんなもの

githubで年間100 pull request した

書きましたが、今年はScalazのコミッターになったり色々あって、github上でのかなりの活動の部分をScalazが占めるので、まずScalaz中心に2013年の自分の活動とScalaz自体を振り返ります。


Scalaz以外の2013年のまとめは、気が向いたら書くかもしれないし、書かないかもしれません。


まず、時系列で重要だと思った変更をまとめてみました*1


続いて、自分の貢献など。
まずはscalaz-sevenのブランチでの総合のコミット数(12月26日現在)

https://github.com/scalaz/scalaz/graphs/contributors?from=2009-01-01&to=2013-12-26&type=c



_人人人人人人人人人人人人_
>  315コミットで2位! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


(細かいコミットが多いので、コミット行数だと未だに6位である)





続いて2013年のコミット

https://github.com/scalaz/scalaz/graphs/contributors?from=2013-01-01&to=2013-12-26&type=c


_人人人人人人人人人人人人人人_
> コミット数ダントツで1位 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



というわけで、気づいたら超コアなコミッターになってました。ちなみに2012年までは、39コミットで8位でした。無職のなせる技ですね。つまり、最近の変更については、ほぼ世界一と言っていいほどScalazに詳しい(?)のでわからないことあったら聞いて下さい。


「もう大体やりつくしたし、やることないだろー」と思いつつ、今でも微妙に細かい改善点見つかります。今後の予定として、Scala2.11.0リリース*6と同時くらいにScalaz7.1.0.finalを出すらしいです。そうすると、おそらく(Scala2.9を切り捨てた)Scalaz7.2.x系の開発が始まる(?)ので、マクロなどの新機能使った開発が活発になる、と思います。


最近個人的には、ekmettのライブラリをなんとなく眺めて、なにかScalazに入れて役に立ちそうなものないかなーという感じになってます、なにやってるんでしょうね。Scalazいじるのは楽しいですけど、Scalazだけやっててもちょっとあれなので、(もちろんScalazへの貢献も続けたいですが)来年はもっと色んなものに貢献したいですね。
一応、以前書いたように
今までPlay2にしたpull request
Play2など、いくつか細かい貢献はしてますが。ちなみにScalazの次はplay2が多いみたいです。


では、よいお年を

*1:もっと詳しく知りたい人は、githubwikiにとても丁寧にまとまってるので、そっちも見ましょう https://github.com/scalaz/scalaz/wiki

*2:詳しい議論(?)はここ https://github.com/scalaz/scalaz/issues/271 皮肉的というか自虐的ななにか https://twitter.com/xuwei_k/status/296128721138630656 https://twitter.com/xuwei_k/status/296252786172112896

*3:Scalaz6には存在していたが、なぜかScalaz7に入っていなかった

*4:共変や反変のこと。型推論などで不都合が生じるため。もちろん使わないことによるデメリットも生じるが、話し合いの末、varianceを使わないことによるシンプルさ、型推論などのメリットを選択することになった

*5:Cobindと同等な力なので必要ない

*6:今のところ2014年3月位の予定らしい